最近よく見かける言葉。
- 「自分を大切にしよう」
- 「自分を労わろう」
- 「自分をもっと褒めてあげよう」
しかし、いくら自分を褒めても、労わっても満たされない…
そんな風に感じたことはありませんか？
実際に私も同じ悩みを抱えていました。
そしてその理由を深く掘り下げ、分析してみました。
同じように悩んでいる方の助けになればと思います。
満たされない気持ちの正体
まず最初に知ってほしいのは、「満たされない」と感じるのは、
あなたの努力不足や性格のせいではないということです。
その原因は、多くの場合、
過去の経験や心理的な要因が絡み合い、
思考の「癖」となってしまっていることにあります。
これらの癖を理解し、少しずつ向き合うことで、
気持ちは楽になっていきます。
ここでは、満たされない気持ちを生む
6つの原因とその対策についてお話しします。
1. 他者承認に依存している
原因：
幼い頃から、他人に認められることで自己価値を感じてきた場合、自己承認だけでは十分だと感じられないことがある。
例:
・親や教師、上司からの評価を常に気にしてきた。
・「他人に認められないと価値がない」という無意識の信念。
どうすれば良いか：
他者承認を求めること自体は自然な感情です。しかし、少しずつ「自分で自分を認める力」を育てていくことが大切。
・自分に「他人の評価がなくても私は価値がある」と言い聞かせる。
・自分の行動や努力を日記に書いて振り返る。
2. 自分への要求が高すぎる
原因：
完璧主義や、自分は他人より優れていなければならないというプレッシャーが原因。
例:
・「もっと頑張れたのに」と自分を責める。
・「本当にこれでいいのか？」と常に不安を抱える。
どうすれば良いか：
・「頑張ること」が価値ではなく、「存在そのもの」に価値があると認める
小さな成功を意識し、「これで十分」と思う練習をする。
・自分への厳しすぎる基準を見直す。
3. 他人との比較が習慣化している
原因：
他人の成功や成果と自分を比較してしまい、自分を低く評価してしまうことがあります。
例:
・「○○さんはもっと成果を出しているのに…」
・「私なんてまだまだ足りない」と感じてしまう。
どうすれば良いか：
・比較対象を「他人」ではなく「昨日の自分」にする。
・「私のペースで進んでいい」と自分に言い聞かせる。
・比較から抜け出し、自分の進歩に目を向ける。
＜POINT＞
他人と自分を比較することは、「良い他人」と「悪い自分」を比較してしまうから、絶対に落ち込んでしまう比較をしてしまいます。
だから、「負しか生まない比較」から抜け出し、ポジティブを生み出す比較をすることが大事。
出典：私
4. 否定的な自己イメージを抱えている
原因：
過去に他人から厳しい言葉や否定的な評価を受ける経験が多いと、自己肯定感が低くなり、自分を褒めることが難しくなります。
例:
・頑張りが「当たり前」と片付けられてしまった。
・否定的な言葉を繰り返し言われた。
どうすれば良いか：
・自分に「今は十分頑張っている」と優しく声をかける。
・過去の否定的な経験を思い出したら、「あれは間違った評価だった」と心の中で訂正する。
5. 心が疲れ切っている
原因：
心身ともに疲れていると、労いや褒め言葉が空虚に感じられます。これが「心のエネルギータンクが空っぽ」の状態。
例:
・長期間のストレスや過労で喜びや感謝を感じる余裕がない。
どうすれば良いか：
・まずは十分な休息を最優先する。
・睡眠、栄養、適度な運動を心がける。
・「何もしない時間」を確保して、自分を休ませる。
6. 褒められることに慣れていない
原因：
過去に「謙虚であるべき」という価値観を押し付けられたり、褒められること自体に違和感を持っている場合です。
例:
・褒められると照れたり、否定されるのが怖い。
どうすれば良いか：
・日記に自分を褒める習慣をつける。
・他人を褒めることを通して、褒める行為自体にポジティブなイメージを持つ。
最後に
満たされない気持ちは、これまでの生き方や思考のパターンによるものです。これは、あなたがこれまで努力してきた証でもあり、「自分をどう扱うか」を再学習するプロセスの一部です。
すぐに解決しなくても大丈夫。
今は「私は少しずつ自分を大切にする練習をしている」と思いながら、自分のペースで進んでみてください。焦らず、自分を認める力を育てていきましょう。
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