【読書感想】マインド・コントロール

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【読書実践報告】2022-12-6

「マインド・コントロール」

著者:岡田 尊司

目次

【1.この本を読んだ目的・狙い】

・岡田先生の著書でAudibleで聞けるものだったので、興味半分で聞いてみた。

・マインドコントロールの原理を理解し、マインドコントロールされることを防ぐための具体的な方法を知るため。

【2.読んでよかったこと、感じたこと】

・マインドコントロールが起きてしまう原因として、以下の二点が大きな要素であることがわかった。

①自分周辺との愛情・信頼関係が構築されていないが故に、手っ取り早く取得できる手段としてすがってしまうこと

②主体的に生きることや自己肯定や自己確立が出来ていないことが根本にあるとしていること(愛着障害と密接に関連しているんですね)。

・マインドコントロールの技術は、アメリカやソ連をはじめとした国家プロジェクトにもなるくらい、絶大な影響力がある。その技術は健全な精神状態を蝕む危険な技法から、身近でも実践できる技法まで様々あること、我々人間も当たり前のように使っている技法もある。

国家プロジェクトの使用例:

ソ連 ⇒「パブロフの犬」の研究から、ソ連改革のために政敵を自白させたり抹殺させるための技術として徹底的に活用。

米国 ⇒ MKウルトラ/MKサーチ(おぞましいのでここでは解説省略)

個人・身近な使用例:ハードラップの銀行強盗事件(催眠によって正義感の強い青年を連続銀行強盗殺人犯に仕立ててしまった事件)営業和術、仲違いを解決する和術、DVモラハラ、過干渉等。

・マインドコントロールされる行動原理として、以下の通りとされている。

① 情報入力の制限・過剰

② 脳を慢性疲労状態におき、考える余力を奪う

③ 確信をもって救済や不朽の意味を約束

④ 人は愛されることを望み、裏切られることを恐れる

⑤ 自己判断を許さず、依存状態に置き続ける

・マインドコントロールを解く方法及び留意点は以下のとおり。

① デプログラミング:

マインドコントロールを逆手に取り、その技術を「解く」ために使用するもの。本人を教団や所属している場所から強制的に隔離させたり、本人の感情が乱れても完膚なきまで徹底的に説得する等の強行手段が必要。

当該方法は、違法行為(本人の意思に反して、強制的に拉致する等の行為)が含まれているため、カルト集団等から告訴されてしまうリスクや、失敗した場合に本人のマインドコントロールがより強力になってしまうリスクがある。

② 救出カウンセリング:

本人の主体性に寄り添うことを理念とする。「本人の口」から自由に話してもらうことにより、その依存性の問題を自主的に「認知」し、マインドコントロールを自ら解くことになる。

自分の言い分を受け入れてもらえること、自分がその依存の原理を客観的に認知することで解放することができるが、本人が解放されたいという気持ちがない限り、このアプローチにはたどり着くことができない。

【3.この本を読んで自分は今から何をするのか】

・情報社会に惑わされること自体が、「マインドコントロール」される重大な条件であることには驚いたので、自分としての軸をしっかりもつ必要性があると痛感した。

・そのためには、家族や周りとの安全基地を確立させ、確固たる信頼関係を築いていくこと、それにより、何かトラブルがあっても動じないマインドを作っていくことを実践し続ける。

・依存性の原理を客観的に把握した上で、依存にとらわれない、自分自身の主体性を大切にする人生を送っていく。

43か月後には何をするか、どうなっていたいか】

・3が完全に実施できる人間になる。

以上です。

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