【読書感想】母という病

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【読書実践報告】2022-11-24

「母という病」

 著者:岡田尊司

目次

【1.この本を読んだ目的・狙い】

・愛着障害が発生してしまう原因としての、「母親の行動」を客観的に把握するため

・私の母親の行動と照らし合わせて、自分の「愛着障害」を事実として受け止め、前に進むため

【2.読んでよかったこと、感じたこと】

(アウトライン)

・母親と子の愛着形成の影響の「幅広さ」改めて衝撃感を持って感じることができた

・「母という病」の最も深刻な元凶は、母親の「自分や他人を顧みる力が弱い」こと、「的外れな思い込み」、「過度な偏り」にあったことがわかった

・自分の中に抱えている「愛着障害」が、「新しいものを創造する力」を発揮させる要素にもなることがわかった

・子どもは「親に愛されたい」が故の行動をしている

・アジア系と白人系の子どもとは、遺伝子タイプが違うがゆえ、西洋の育児スタイルをそのまま日本に適用することは全く的外れなメソッドであることがわかった

・「親への反抗」は、愛着障害の克服や自分自身のアイデンティティの形成においてとても重要

・問題にうまく対処する第一歩は、「問題に感情で反応しない」「自分と他人の思いを混同しない」「自分の気持ちをちゃんと言葉にする」こと

(詳細)

・母親と子の愛着形成の影響の「幅広さ」改めて衝撃感を持って感じることができた

⇒ 対人関係の持ち方やストレスへの敏感さ、子どもや異性の愛し方、精神的健康のみならず、身体的健康や寿命、老化の速度にまで影響を及ぼす。

⇒ 「三つ子の魂百まで」の諺は真実。それまでに形成された「基本的安心感」「基本的信頼感」が子どもの人生に生かされる。逆も然り(これらが形成されないと人間関係全てが安定的で無くなる)。

・「母という病」の最も深刻な元凶は、母親の「自分や他人を顧みる力が弱い」こと、「的外れな思い込み」、「過度な偏り」にあったことがわかった

⇒ 子どもの気持ちを的確に読み取れず、自分の思い込みや的外れなことをしてしまう場合、愛着は不安定になりやすい

⇒ 「子どものため」という言い訳のもとに過度な支配やコントロールをすると、子どもの主体性を侵害する。なぜなら、それは「子どもが求めているもの」ではないから。

⇒ 「母親の過度な頑張り」が裏目に出てしまい、その「義務感」や「向上心」が、子どもの主体性を追い越すと子どもに害になる場合がある。

・自分の中に抱えている「愛着障害」が、「新しいものを創造する力」を発揮させる要素にもなることがわかった

⇒ ジョン・レノン、岡本太郎、ヘルマン・ヘッセの事例が特に衝撃を受けた。

・子どもは「親に愛されたい」が故の行動をしている

⇒ 反抗的な態度、「いい子ちゃん」をしている態度等あらゆる態度の根本が「親に認められたい」「親に愛されたい」がための努力を尽くしていることがわかり、とても胸が痛んだ。それに対しての、親がしている行動の身勝手さ、狡さ、自己中さよ。。ほんとに、「親子逆転」ではないか。

・アジア系と白人系の子どもとは、遺伝子タイプが違うがゆえ、西洋の育児スタイルをそのまま日本に適用することは全く的外れなメソッドであることがわかった

⇒ アジア系の遺伝子は、「不安の強い」遺伝子タイプの持ち主が多い(敏感タイプが3分の2を占める)。白人は「ドライな」遺伝子タイプの持ち主が多い(鈍感タイプが6割を占める)。

・「親への反抗」は、愛着障害の克服や自分自身のアイデンティティの形成においてとても重要

⇒ 親から与えられ、押し付けられた自分ではなく、本来の自分の生き方を手にいれるためには、親の期待を裏切り続け、諦めてもらうことが必要だったのだ。

⇒ そもそも自立という関門は、母親に見切りをつけるプロセスだと言える

⇒ 愛着を形成するための「安全基地」は、母親以外にも必ずある(愛着障害を持っている人は、そういう相手に出会える運命にもあると岡田先生が言っていたのが印象的でした)

・問題にうまく対処する第一歩は、「問題に感情で反応しない」「自分と他人の思いを混同しない」「自分の気持ちをちゃんと言葉にする」こと

⇒ これめちゃくちゃ大事だと思います!!今までの私はこれと真逆のことをしていました・・

【3.この本を読んで自分は今から何をするのか】

・【感情で反応しない】これは私にとって大事な実践テーマです。必ず達成します。

・【子どもの話をそのまま受け止める】私の解釈は一切いれない。挫けそうになったら、おうむ返しをひたすらする!「私はできる!」とひたすら声がけする(岡田先生も呼びかけは良いと言っていました)!!

・自分の行動において「母親」のことを考える必要が全くない。私は自立した1人の人間であり、「新しい自分」として殻が破れた気分です。

・自分と他人を、事実に基づいて顧みるくせをつける。ただし、「事実」以上を顧みることは、ただの「妄想」であり(これも長女病の症状になる)、子どもにとって害でしかない。

【4.3か月後には何をするか、どうなっていたいか】

上記のことを【呼吸するように】【自分の感情一切抜きで】実践しています。

以上です。

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